友人に誘ってもらい、河口湖へコテージキャンプに行くことになりました。
東京から車で4時間ほどかけ、山梨県富士河口湖町へ赴きました。
河口湖周辺にも面白い建築はあるのでしょうか。
私が調べてみましたので確認してみましょう!
河口湖周辺の建築
河口湖美術館
設計:坂倉インターナショナル株式会社
河口湖 湖畔に望む立地の美術館です。館内にはミュージアムショップとカフェがあり、ショップやカフェだけでも利用できます。
富士のふもとの美術館として富士山に関する写真、絵画を中心に収集しているようですね。
カフェ河口湖ビューは 、全席から河口湖をを望め、天井高のあるゆったりした空間が広がります。
*現在休業しているようですね。
ほうとう 不動
設計:保坂猛建築都市設計事務所
とても不思議なふんわりとしたシルエットの建物です。まるでドラゴンボールに出てくるカプセルハウスみたいですね。
こちらは富士山にかかる雲をイメージしてデザインされているそうです。
内部は外観のままに、洞窟のような空間です。
外壁はシンプルなコンクリートに見えますが、実は断熱材が挟み込んであり、冬期でも小さなストーブで快適な室内環境が保てるようにしてあるそうです。
構造は鉄筋コンクリートシェル構造となっています。建物の形そのものが地震・風・積雪に対し抵抗するシステムで、日本では珍しい構造です。
こちらでは山梨名物のほうとうがいただけるようです。ほうとうは、腰のある太い麺を味噌仕立ての汁で煮込み、かぼちゃや山菜を加えた郷土料理となります。こちらの麺は自家製麺であるそうです。
食事をしながら空間を味わえるのはとても楽しいですね。
久保田一竹美術館
造園:北山安夫
設計者:不明
ミシュラン観光ガイドの3つ星に選ばれたらしいです。染織工芸家・久保田一竹の作品が展示されています。久保田一竹は「辻ケ花」と呼ばれる染色技法を蘇らせたことが有名らしいです。絞りで染められた非常に色鮮やかな着物です。敷地内にはカフェやミュージアムショップも併設されています。
建物は新館と本館で構成されています。
新館は真っ白い建物で非常に有機的な形をしています。
ガウディのグエル公園を明らかにイメージされて作られています。
建物は琉球石灰岩で作られています。内装も沖縄漆喰を用いてあるようで、とても明るくカラッとした印象です。広場状の場所を囲むように円弧状の間取りで、テラスが廻っています。そうした構成がより南国のイメージを誘います。
新館は、受付、ショップ、カフェで構成されています。
新館からでてすぐのところに本館があります。こちらは木造で新館とは一点和風の建築に見えます。しかし、和風建築とは違いました! 建物は巨木を用い、ピラミッド型の天井で先端はガラス張りとなっています。そしてその屋根を支える柱は壁を突き抜け、地面に突き刺さっています。どのような意図でこれほど主張の強い建築を志向したのでしょうか。これが館主の意向か、設計者の意向か気になります。
本館は主たる展示空間と、その奥にカフェが併設されています。
展示空間には、久保田一竹の作品が展示されています。非常に華やかな着物となっており、その模様の細かさ、絞りの繊細さには驚きます。これら着物の展示のほかに、至るところに彼の収集した、アジア、インドの民芸品が展示されています。おおらかな木造の空間にこれらの家具が存外にマッチしていて面白いです。
奥のカフェはもともと久保田一竹の来賓室だったようです。
茶室ほどのこじんまりした空間が、漆喰で床壁天井まで塗り回され、胎内のような落ち着いた空間です。そこから見える庭園が落ち着いた純和風庭園で、良い感じに苔むしています。
こちらのカフェに行かれるのであればぜひ窓の外にも目を向けてみてください。
その他 グルメ
うどん
「ほうとう」は山梨県の郷土料理で、幅広の小麦麺と、かぼちゃなどの野菜を味噌で煮込んだものです。、「富士吉田うどん」はコシが強い麺に醤油と味噌をブレンドしたスープに馬肉が入っているのがデフォルトのようです。
富士吉田うどん、いただいてみました。非常に太くて硬いおうどんで驚きました。煮込みうどん用!といった感じですね。富士山に登る際に腹持ちがいいもの、ということで考えられたのでしょうかね?とても珍しいうどんと思います。ぜひ試してみてください。
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