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石垣島/デザイン旅行は雨でも充実 1/2

グルメ

石垣島にもデザイン旅あります。南国ならではのデザインとはどのようなものになるのでしょうか。
残念なことに私が旅行した際はずっと降雨でしたので、雨でも石垣旅行を楽しむ方法としても参考になるのではと思っています。

屋根の建築 石垣市役所

隈研吾設計

石垣市の市役所ですね。

あいにく到着時には開庁時間を過ぎていたので外観だけの見学になってしまいました。

沖縄らしい茶色の屋根が幾重にも折り重なる、横に広い建築です。
屋根を小さく分割することで、石垣の町のスケールに合わせています。

琉球石灰岩やひんぷん、南国の植物などを用いて、地域の特色をモダンに表現していますね。

テーマパークのようにキッチュなデザインになっていないところが、建築家の行う地域に合わせたデザインの良さです。

茶色の屋根は沖縄の民家でよく見られる赤瓦を想起させます。
しかし実際は伝統的な赤瓦でも無く、漆喰で瓦を固めてもありません。S型の瓦にペイントを行いそれっぽく表現してあるようです。

ローコストに納めるために工夫した屋根なのでしょう。遠目に見る限りでは問題ないのですが、近くから見ると少し安っぽく見えてしまいます。

石垣市庁舎

屋根の軒先は、本来であれば役物の瓦を用い、そこに瓦当てという、花紋などが彫られている装飾的な瓦を用います。市役所ではその瓦当てをつけずに、そのまま瓦の側面がみえるかたちで済ませています。これは隈さんの常套手段で、根津美術館などの現代和風建築も同様の手法を取っています。このようにすることで、屋根の重厚さを打ち消し、軽快さを与えています。

そのような屋根のデザインが面白い石垣市役所ですが、それ以外の部分は木材を壁に貼り付けたりはしてあるものの、ハリボテ感があり、チープな作りを感ぜざるを得ませんでした。

神秘のヤエヤマヤシ集落と 絶品ドリンクぱぱ屋

石垣北部にあるヤエヤマヤシの集落です。

こちらはウッドデッキでの歩道が整備されており、森の環境を壊さずに散策することができました。

ヤエヤマヤシの群落

超フレッシュなフルーツ生ジュース パーラー パパ屋

入り口には【パパ屋】という、おじいとおばあのお店があります。
https://tabelog.com/okinawa/A4705/A470501/47002411/

おばあが石垣島産フルーツとさサトウキビをミックスした〈オリジナル生ジュース〉の提供を、おじいが〈塩を手作り〉されています。

オリジナル生ジュースは〈マンゴー×サトウキビ〉〈グァバ×サトウキビ〉〈パイン×サトウキビ〉など、その場でミックスしたものをいただけ、自然100%のお味を美味しくいただけます。

もちろん〈サトウキビの絞り汁100%〉もいただけます!
生搾りの100%サトウキビジュースがいただけるのは石垣島でもここだけとのことです。
飲んだときのやさしい甘み、竹の繊維のような香りが鼻に抜けて、この味が好きな人にはたまらないおいしさです。ひと昔前は、サトウキビ畑(現地)で生搾りの100%サトウキビジュースをいただけましたが、その後 食品衛生上の問題で今では現地での提供はできなくなったと、おばあがおしえてくれました。なるほど、筆者も20年ほど前に宮古島を訪れた際、サトウキビ畑で生搾りの100%サトウキビジュースをいただいたなぁ、と思い出しました。その時のジュースは搾りたての鮮やかな緑色をしていました。

おばあの話では、サトウキビの絞り汁は糖度がとても高いため、常温のままでは(または氷が溶けてしばらく経つと)すぐに雑菌が繁殖してしまうため、絞り汁は冷凍保存し使用するとのこと(冷凍保存すると鮮やかな緑色が褪せてしまうのだとか)。100%サトウキビジュースは氷で冷えている間においしく飲み切りましょう!

一方、おじいは窯焚きの塩を手作りされてます。
お店の雰囲気はとても素朴で、パチパチと焚き火の音、鳥のさえずり、風のそよぐ音…
すべてが心地よく、静かに時間がすぎていきます。
この日は雨でしたが、焚き火があたたかく感じました。

青の洞窟などに寄られる方にもおすすめです。

絶景! 川平湾

川平湾は石垣島北西部にある湾です。石垣島のガイドブックにも必ず出てくる観光地です。

小さな島々に囲まれた湾で、エメラルドグリーンの界面が美しいです。

水中のサンゴや熱帯魚をみるのに、グラスボートが営業しています。
グラスボートは船底がガラス張りになっており、そこを覗くと間近に海中の景色を楽しむことができます。

船の船頭がサンゴや熱帯魚の名前を説明しながら器用に運転し、特に海中の景色が美しい場所へ連れて行ってくれます。

運行時間は30分ほど、値段は1200円/人ほどでした。
川平湾沿いに複数社営業しているようですが、内容は変わらなそうですね。

川平湾

川平湾のそばには飲食店も点在しています。

私は以下の2店舗に伺いました!

トロピカルカフェ マス

こちらは塩サーターアンダギーのお店です。
https://tabelog.com/okinawa/A4705/A470501/47024190/

揚げたてをその場で包装してもらえました。熱々サクサクの生地で、絶妙な塩加減です。甘さ控えめなのも◎。冷めても美味しくいただけました。
こちらは川平湾へ来たならばぜひ食べてみてください。

おいシーサー遇

手作りジェラートと自家製麺のテビチそば・ソーキそばがいただけます。
https://tabelog.com/okinawa/A4705/A470501/47006951/

沖縄の麺は通常ストレートの丸い断面ですが、こちらは【ちぢれ麺】でスープがよくからみます。コシもしっかりあり食べごたえ充分でした。店内で食事をするとジェラートが割引でいただけます。

ジェラートはシークヮーサーや紅芋・ゴーヤなど八重山特産の食材を使用。私はシークヮーサーをいただきました。柑橘の爽快な香りが鼻にぬけて食後にぴったりのお味でした。

おいシーサー遇

日本で唯一の海に抜ける鍾乳洞 サビチ鍾乳洞

石垣島には2つ鍾乳洞がありますが、サビチ鍾乳洞は「海に抜ける鍾乳洞」ということで穴場スポットです。日本で唯一海に抜ける鍾乳洞です。規模は小さいですが、せっかく石垣に来たのであれば、きれいな海とセットで観光できると良いと思います。

鍾乳洞内部はひんやりとした薄暗い空間で、さまざまなかたちの石筍があります。ぬけた先にエメラルド色の美しい海が広がっています。海に削られた岩肌が荒々しく大自然の迫力を感じます。

幸せになれるパワースポットとして有名な〈亀の形〉をした岩があります。

ちなみに、鍾乳洞の受付窓口には猫が2匹出迎えてくれて、ちょっとした癒やし時間が流れます。

サビチ鍾乳洞

ちなみに
入場料1250円
営業時間 9:00〜18:00 年中無休
です!

穴場スポット ホタル観賞

沖縄の夜のアクティビティとして、おすすめなのがホタル観賞です。

本州では通常6〜7月にかけて出現するホタルですが、亜熱帯に属する石垣島では3〜6月と、かなり長い期間鑑賞することができるそうです。

ホタルを見ることのできるポイント ツアー参加不要です!

バンナ公園(Dゾーン)です。市街地北部に位置する県立森林公園です。南国植物の楽園で、独特の形態の植物と、南国の鳥の鳴き声が響く、非常にトロピカルを堪能できる場所で、ホタルを見ずとも十分素敵な場所です。

ホタル生息地は一部のスポットなので、その場所はきっちり把握しておきましょう。

ツアーに参加せずとも、レンタカーさえ手配できれば観覧可能です。
Dゾーンの駐車場までは車でアクセスし、そこからはD棟と呼ばれる小さな管理人用の建屋のようなものの脇の小路を進みます。足元は真っ暗なので、スマホのライトなどを活用しながらゆっくりとあるきましょう。

鑑賞の時間帯

ホタルが光る時間帯は日没から数時間と限られているそうです。18時から20時くらいでしょうか。
時間に余裕を持って訪れ、植物のパワーを受けるのがよいです。

ホタルはヤエヤマヒメボタルという固有種で、とても小さいですが、たくさん飛んでいますし、光は強いので充分見応えがあります。

鑑賞の注意点

ホタルを鑑賞する際には、絶対にライトを使用してはいけません。足元を少し照らすだけならともかく、ホタルを直接照らすことは絶対にやめましょう。

まとめ

少し紙面が足りませんね。石垣島については、引き続きレポートさせていただこうと思います。

いかがでしたでしょうか。美しい海以外にも多様な観光スポットがあります。これらを参考にしていただき、雨の日のアクティビティを考えても良いと思います。

石垣市役所

ヤエヤマヤシ集落

川平湾

サビチ鍾乳洞

ホタル観賞

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