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清澄白河 / 現代美術館やババグーリ

清澄白河は下町の残る街です。清澄公園など緑や川もあり、住みやすそうですね。

東京現代美術館

柳沢孝彦設計
代表作は新国立劇場です。現代美術館も国立劇場も御影石ビシャン仕上を多用しているところは似ていますね。柳沢は竹中工務店出身の建築家ですので、大きな建築の設計にはなれているのでしょう。エントランス周辺の大空間のデザインは空間を持て余すこと無く作られているように感じます。

近年インテリア改修が行われ、什器やサインのデザインはスキーマ建築計画が携わっているそうです。
隣接する木場公園からのつながりから着想を得て、コルク材やシナベニア材など、柔らかな木材で統一した計画です。もともとの柳沢による硬質なデザインと対照的です。

また、ミュージアム・ショップとしてはナディッフが入り、充実した面白い商品、書籍が揃っています。

レストランは「100本のスプーン」という、小さな子供連れでも楽しめるおしゃれなレストランと、「2階のサンドイッチ」というカフェが入っています。
どちらのレストランも味の評価が高いみたいで、美術鑑賞と関係無く利用することもできそうでした。

展覧会「吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる」20220329~20220619

私が訪問した際に開催されていた展覧会です。

建築家 吉阪隆正の回顧展です。戦後復興期から1980年まで活躍した建築家です。
フランスの巨匠ル・コルビュジエに師事していたこともあります。

コンクリートを用いた彫塑的(彫刻・塑像的・有機的)な造形が特徴と言えます。

代表作は早稲田大学セミナー・ハウス 本館やアテネ・フランセです。これらは今も大切に使われているのでぜひこれらの見学も行ってみていただきたいです。特にアテネ・フランセは23区内にあるので見学しやすいですね。

展覧会内観  巨大な模型や、手描きの図面、写真などが展示されている

吉坂は建築だけでなく、登山家、文明批評家など多彩な顔を持っていた様で、今回の展覧会ではそれら側面に対しても取り上げられています。

展示風景 奥の方に見えるのは山岳建築の構造模型

登山家としての経験から作られる山小屋建築については、今まであまり取り上げられてこなかったのではないでしょうか。風雪に耐えるため、卵型の外形にしてあり、雪が屋根にあまり積もらず、風を受け流すような建築は形態としても面白く、理にかなっているものです。

吉坂は集印帳にスケッチを書いた様です。巻物のように時系列に絵が並べられていくのは見ていて楽しいです。筆を用いたスケッチは美しく、人や自然も多く書かれているところが、他の建築家とは異なる気がします。

吉坂の多様な側面に触れられ、その知識量、経験の豊富さに圧倒される展覧会でした。

ババグーリ清澄本店 ヨーガンレール本店

ナチュラルかつ洗練されたデザインの家具、衣類、雑貨を売っています。百貨店などにもよく出店していますがこちらがその本店になります。

ヨーガンさんが自然の豊かな場所で、ということでこちらの場所に決めたようです。
確かに清澄白河は清澄公園があったり、川があったりと良い環境かもしれないですね。

私はここの食器や椅子が好きです。食器は果物の自然な形を模しているらしく、歪みのある丸みでありながら、とても薄くシャープで、ただ素朴なだけでないモダンさがあります。
椅子はチーク材の削り出しという大変贅沢なつくりで、アフリカの民芸品のような独特のデザインです。一つあれば空間が締まりそうな強さを持っています。椅子に関しては10万以上するものなので、、いつか買える日を夢見ています。。

まとめ

現代美術館、ババグーリ以外にもおしゃれなカフェや雑貨屋がたくさんあります。また、江戸の下町の雰囲気も残っており、深川めしのお店も見られます。

そのような新旧併せ持つ清澄白河、ぜひデザイン旅をしてみてください。

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