住みたい街ランキングでも上位になる街、目黒。目黒セントラルスクエアができ、駅前もスッキリしてきました。
庭園美術館
旧朝香宮邸を改修して作った美術館です。朝香宮邸はアンリ・ラパンというフランス人によりデザインされており、アール・デコ様式のインテリアになっています。内部のガラス細工やシャンデリアにはルネ・ラリックも関わっています。
https://www.teien-art-museum.ne.jp/
新館部分の設計は久米設計という大手組織事務所ですが、監修で現代アーティストの杉本博司が関わっています。杉本博司は最近では新素材研究所という設計事務所も立ち上げており、江之浦測候所などを設計しています。
旧館とは半屋外の渡り廊下で繋がっています。一度外の空気を吸って休憩し新館へ入ります。
新館はとても上品なデザインで、ライムストーン風のタイルで外壁が仕上げられています。色合いは旧館と合わせてありますが、旧館と異なり、ガラス張りのエントランスは開放的で美しい庭園が臨めます。
新館の展示室もとてもきれいにできています。基本的にはホワイトキューブとなっており、旧館で展示しにくいものでも展示しやすい様になっています。壁は先述の通り展示に使いやすいようシンプルな白い壁になっているのですが、天井は必見です。
コンクリートをアール状に成形して並べ、照明を間接にして均質な光環境を作っています。アール状に形作られているので、構造強度も強まっており余計な支持材も発生せずシンプルに収まっています。
国立科学博物館附属自然教育園
庭園美術館のとなりには広大な庭園があります。こちらもおすすめです。
グルメ
とんき
老舗のとんかつ屋さんです。銀座にもありますがぜひ本店でいただきましょう。
https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131601/13002040/
2階にも席はあるのですが、1階カウンターは必見です。調理場をカウンターがコの字に囲う形になっていますが、とんかつを調理する様がまるで舞台のように演出されています。白木のすのこが敷かれた調理場で、キャベツを切る人、揚げる人、衣を付ける人など、それぞれの工程を分担していてきびきびと働くさまは一種の様式美です。
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