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両国 / 浮世絵と江戸と妹島建築

アート

国技館とちゃんこの両国。ここにも面白い建築、博物館があります。

すみだ北斎美術館

妹島和世設計
https://hokusai-museum.jp/

浮世絵画家、葛飾北斎の美術館です。両国の少しレトロなまちなみのなかに急に異形の建築が現れてぎょっとします。

アルミの外観

外壁はアルミニウムをみがいたもので、うっすら周辺の景色が映り込むようにしてあります。そうすることで建物の実像が透明になって消えていきそうにもみえる、でもメタリックな表情もわかる、曖昧な様相となっています。

形状はシルバーの塊を刀で切れ込みを入れたような不思議なデザインです。切れ込みは建物の四方に入っており、その切れ込み部分から美術館の内部へ入れる様になっています。切れ込み部分はガラス張りとなっており、美術館内部の様子が外からでもわかるようになっています。

切れ込みは通り抜けできます
インテリアでも切れ込み部分が自然光を届けます

美術館というのは、展示品の保存のため外部環境に対して閉じて作ってあることが一般的です。設計者は建物に切れ込みを入れることで、展示品の環境を守りながら外部へも開いた施設となることを標榜していると思います。

切れ込み部分

展示としては、浮世絵の様な版画だけでなく、肉筆画も展示されており、北斎の側面を伺うことができると思います。

江戸東京博物館

菊竹清訓設計
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/

外観は大きな下駄の様な、パッと見た感じではデザインされているのか何なのかわからない建築ですね。東京ビッグサイトの設計者です、と言えば納得されるかもしれません。あちらも大きな柱で建物を持ち上げた様な不思議なデザインです。

下駄のように建物の主要機能を上げているのは、隅田川が近く、洪水から展示物を守るためではないかと思います。ただデザインとしては、、大味で近隣のまちなみスケールにマッチしていないように思います。

内部は建築デザインの観点からは特に特筆すべき内容は無いように思いますが、展示が凄いです。江戸のまちなみがそのままジオラマや原寸大の復元模型で再現されています。太秦映画村も真っ青です。(笑)

江戸の町並みは震災や空襲で消失しているため、現在では小江戸と呼ばれる川越で想像するしかありませんから、東京の古いまちなみに興味があるかたには非常に面白い展示となっています。

グルメ

江戸NOREN

両国駅の旧駅舎に、もんじゃ・ちゃんこ屋・そば屋などが入っています。
https://www.jrtk.jp/edonoren/

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