リッチでおしゃれな街のイメージです。駅周辺の再開発が行われてることで一気に価値が上がっている気がしますね。
五島美術館
吉田五十八設計
https://www.gotoh-museum.or.jp/
東急グループの礎を築いた五島慶太の蒐集した美術品を納める私立美術館になります。
王朝貴族の建築様式である寝殿造の意匠を随所に取り入れた建物は、近代建築史における貴重な建造物として注目されています。昭和36年(1961)には第二回建築業協会賞を受賞しました。
五島美術館HPより引用
茶器をメインに、豊臣秀吉や千利休の書簡も展示されています。
外観は豊かな庭園の中に雁行させた建物が軒を低く抑えてあり、あくまで和の意匠になっています。
しかし、内部は天井高を確保してあり、美術館としての違和感無いプロポーションです。ただ、その高い天井高と吉田の得意とする数寄屋のデザインとがマッチしておらず、少し間の抜けた空間になっています。
庭園も広大です。敷地の高低差を生かした回遊式庭園となっており、石仏が多く蒐集されています。椿が多く植えられており、改めて椿花の美しさを認識しました。
二子玉川ライズ
コンラン パートナーズ デザイン監修
https://www.rise.sc/whatsrise/building/
約1キロにおよぶ細長い敷地を一本の道をつくることで繋げています。
駅前の賑わいから、華やかな商業施設を抜け、豊かな緑に潤う居住エリアへと移り変わる景色を楽しむ旅。さわやかな朝の始まりから、活気に満ちた日中を経て、静かな夜へと至る時間をめぐる旅。そして、人生という名の旅を、この街で表現しました。
二子玉川riseHPより引用
歩車分離を成立させるため、歩行者空間をすべて人工地盤状に2Fレベルに配しています。
商業施設部分は温かみのあるタイルを用い、低層に抑えることで親密感のある町並みが作れています。
高島屋SC
隈研吾 改修監修
https://tamagawa-takashimayasc-sdgs.com/articles/feature/interview_kumakengo/
有機的な形状の縦ルーバーを用いて柔らかな不思議なファサードになっています。
至るところが緑化されているところも特徴と思います。
また、百貨店というと大きな窓の無いシンプルな矩形になってしまいがちなのですが、この建築の良いところは、建物のボリューム構成を工夫し、街のスケールに合わせることができている点です。
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